肝がん(肝細胞癌)とは?

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肝癌(かんがん、英Liver cancer)とは、肝臓にできる腫瘍の総称です。大きくは肝臓が発生元である原発性肝癌と、他臓器で発生したがんが肝臓に転移した転移性肝癌の二つに分けられます。原発性肝癌はさらに組織型によって分類されます。原発性肝癌の大部分は肝細胞癌であることから「肝癌」という言葉は狭義に「肝細胞癌」を指す場合があります。肝細胞癌の多くはウイルス性肝炎から発生する。C型肝炎が70〜80%で最多であり、次いでB型肝炎が10%〜20%と多く、その他、BC重複感染と非B非Cが数%ずつあります。まれな原因としてヘモクロマトーシスやアフラトキシン暴露などが挙げられます。肝細胞癌になる前に素地として慢性肝炎や肝硬変が存在する事が多い。特にC型肝炎が原因の場合にはほとんどが肝硬変を経て癌化する経過をたどります。(発癌率は年7〜8%であり、6年から7年で50%が発癌する)一方、B型肝炎では肝硬変からの発癌以外に、慢性肝炎からいきなり肝細胞癌になることがあります。これはB型肝炎ウイルスはDNAウイルスでありHBV遺伝子が感染肝細胞の癌遺伝子を活性化しているためです。また、アルコール性肝硬変を原因とする肝細胞癌は日本では少く、最近では、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH: non alcohlic steato-hepatitis)を原因とする発癌が増加しています。NASHは、飲酒習慣のない脂肪肝患者に発生する非ウイルス性肝炎で、急速に肝硬変に進展したり、肝癌が発生するなど、重症化しやすく、近年注目されています

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